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MV MEETING 2002
イタリアへの軌跡




2001/??/?? お誘い。


2001年のマーニクラプのツーリングで、島田さんから、「来年のMV ミーティングにみんなで参加仕様かと計画しています。開催日などの情報が入りましたらまたお知らせします。」とお誘いを受けました。

2002年夏に、島田さんからは「日程が決まりました。MVミュージアムの柿落としを兼ねるので例年の春ではなく秋になりました。」との連絡。

2002/10/27 移動、イタリアは遠い!!


あー待ち合わせの時間に遅れるー。都営新宿線で本八幡までいって京成線に乗りかえるルートを始めて使ったのが敗因か。 八幡の駅で待っていると、スカイライナーが通りすぎ、次の特急が来るまで暫く待たされました。
約30分遅れで成田(新東京国際)空港の集合場所に到着すると、既に皆さんそろっていてました。(遅刻したのは私だけです。皆さんお待たせしてすみません。)須田会長と色々お世話になった東急観光の細川さんもいらっしゃっている。(お忙しい中ありがとうございます。)今回のMVミーティングツアーの参加のメンバーは、金子さん、葭葉さん、島田さん、三崎さんそして私(大久保)の五人です。

出発前の集合写真 全員そろったところでチェックインを済ませて、空港内の喫茶店で出発前の確認のミーティング。私の頓珍漢な質問を細川さんは、一つ一つ丁寧に答えてくれる。(私が遅れたため少々手短のミーティングなってしまったかな?)
ミーティング後搭乗手続き。出国票もなくなってパスポートの提示だけの出国手続きなのでスムーズ。免税店で燃料を仕入れて飛行機に乗りむ。イギリスのヒースロー空港で乗り継ぎです。ボーダホォンのレーシングカー(F-1??)が展示してあり島田さん大興奮。イタリア行きの便まで時間が有ったので、みなでお茶を飲んでゆっくりしました。

思わぬ、出迎え イタリアに到着は、現地時間の真夜中12時過ぎでした。みな長旅で疲れてよれよれになってホテルにチェックインすることしか考えていない。すると三崎さんがなんか騒いでいる。待合ロビーにマーニさんと息子のジョバンニが出迎えにきていてくれたのだ!!挨拶もそこそこに、その日は別れホテルへチェックイン。すると、部屋には、マーニさんからのウエルカムレターと記念品が置いてあるではありませんか。感激に浸る暇も無く、ベットに直行でこの日はおしまい。

2002/10/28 ミラノ観光 & MV Meeting 前夜祭

さぁ、観光、スフォルツェスコ城 いつもの海外旅行だとうだうだ寝ているのだが、七時に起床。ホテルの食堂にて朝食。朝食後ホテルのロビーにはもう、バスの運転手が来てまっていた。大急ぎで支度をして小型バスでミラノに向かう。ミラノのスフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)にてガイドさんと合流。とりあえず、スフォルツェスコ城を見学の後、島田さんの提案により国立レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館(Museo Nazionale della Scienza e dellla Tecnica,Leonardo da Vinci)を見学する事に。
スフォルツェスコ城では、「アルファロメオのマークだと一緒だぁ」(実際には剣と蛇が左右逆)とかはしゃぎながら駆け足で見て回る。

レオナルド・ダ・ビンチの外輪船の模型 レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館では、ダ・ヴィンチ関連の展示を中心に見学する。色々な意味でダ・ビンチは天才だったのだなぁと感心させられた展示であった。蒸気発電機があまりに、Guzziの発電器と同じ形状をしているのを発見。博物館を出ると、三崎さんの提案で博物館脇に有る教会を覗く事に。特に有名な教会ではないが、やはりイタリアの教会。とても美しい。(ちっょと暗くて写真を撮るのは大変)

ドゥオモ ここまで、駆け足で回ってきたので、お昼までに少し時間が有るので、ミラノの最大の観光名所、ドゥオモ(Duomo)を見学する事に。スカラ座(Teatroalla Scla)の前でバスを降りて、ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ二世(Galleria Vittorio Emanuele II)を抜けてドゥオモを見学。その壮大さに感動しながらも、ここも駆け足。ドゥオモ見学後、近所のレストランで昼食。

コモ湖 昼食後コモ湖(Lago di Como)に向かう。コモ湖周辺は、高級避暑地とのこと。(イタリアの軽井沢?)昔の貴族の別荘の(チェルノッビオ)庭園を見た後に、バールでお茶にする。その後町並みをうろついて見つけたお菓子やで、お土産タイム。そうこうしている内に帰りの時間。(ここで大きな見落としをしている事が後で判明する)
ホテルに帰って、一息入れる暇も無く、カルロが今日のメインイベント「MV Meeting Dinner」へ迎えに来てくれました。カルロの車で一同会場へ向かう。会場は、普段は、MVの社員の駐車場とのことで、そこに、大きなテントが張られその中でみなでディナーを楽しむ。われわれは、ひな壇近くの良い席に案内されました。マーニさんはひな壇に、ジョバンニは忙しくあちこち走り回っておりました。我々の面倒はカルロの役回り。ここで、マーニクラブの枡田さんに出会いました。彼は、ドイツ人のグループと一緒に参加していました。ドイツやイタリアのミーティングに良く参加されているとの事で、さすがに場慣れして楽しんでおれらました。私も、枡田さんみたいに国際的に活動したいなぁ。会場では、MVのコレクターやドイツから参加者、イギリスからの参加者等国際色豊な人々と交流をもちました。近くのワイン業者が持ちこんだ"MV"ワインを売りきれていたのに、無理やり譲ってもらったり。(カルロ交渉ありがとう。)言葉がよく通じなく、ちょっともどかしかったが楽しい一時を過ごしました。ビンゴゲーム(マーニクラブからは、当選者は出ませんでした)に引き続き、ケーキカットのあと、まだ続く宴会を後にしました。

雛壇 フィルリードさんご夫婦などが並ぶひな壇

国際交流 国際交流 No 1.

ケーキカット マーニさんとフィルリードさんによるケーキカット

ハム、チーズ バスタ、リゾット テントでのディナーに拘わらず、ラザニア、生ハム等にワインが付き美味しい食事でした。(食器は、さすがに、紙とプラスチックでしたが)

ストーブ 9月末にもなると夜は、冷え込み会場のテントの中では、ストーブが焚かれていました。

2002/09/29 MV Meeting 本番!!


今日もカルロの車で、MV Meetingの会場に向かう。昨日の前夜祭の会場と同じ会場です。会場の駐車場には、MV以外入れてもらえません。他のメーカの単車は、別途駐車場が用意されていてそこに駐車です。(道一本無効なだけですけど)マーニも例外ではなく、会場外の駐車場にとめてありました。会場でエントリーを行う。エントリーの際に「オートバイの排気量は?」と聞かれる。どうやら、当日のエントリーでレースにも参加できるようである。

壁を飾るトロヒー エントリーの後、カルロがMVの工場を案内してくれました。現在カルロは、MVの工場のマシーニングセンタの責任者ととのこでした。ドメニコ・アウグスタの執務室や役員室等を見学させてもらいました。マーニさんとフィル・ロードも一緒に回って当時の様子を色々説明してくださいました。それにしても、執務室の壁を埋め尽くす数々のトロヒィー、ペナントにMVの栄光を改めて思い知らされました。

工場 残念ながら工場内部は、軍事秘密(MV社はヘリコプターの開発、製造で有名です)との事で見学はさせてもらえませんでした。
三角屋根の建物が、昔オートバイを作っていた、古い工場です。現在も航空機の工場として、稼動中です。


会場に集まったMV 工場見学の後会場に戻り、会場にある参加者のオートバイを見て回ります。350や750Sを始めとする市販車ばかりではなく、レーサーも一同にみることができます。6気筒のマシンも有りました。 お昼は、昨晩前夜祭の行われたテントの、招待客エリアで、マーニさんと一緒にとりました。お昼の間も、マーニさんは、あちこちのテーブルに行って挨拶をしたり、手が開くと、テーブルの後片付けをしたり、忙しくされていました。昼食のテントには、アウゴスチィーニも顔を出していました。彼の行くところ人だかりになりますので、すぐにわかります。

レーサーは押しがけ レーサーは、博物館で展示されているよりレースする姿が、美しい。 お昼が終わって外に出てみると、レースが始まっていました。会場の周りの公道を封鎖して行うレースです。そこで、F-4から、往年のレーサまで、本当にレースしてます。(もちろんクラス分けして有りますけど)日本では、博物館でしか見られないオートバイが思いっきりスロットルを開けて疾走する時の姿と、音は本当にすばらしい経験です。今年は、6気筒マシンもレースに参加、当然アウゴスチィーニもレースに参加です。 事故 往年のレーサによる最終レースで、残念ながら事故が発生していました。私の目の前で転んだのですが、シケインでスリップダウンしたように見えました。オートバイからは火が出たのですが、ライダーが、自らタンクを取り外しました。翌日ジョバンニに聞いたのですが、ライダー(そのレーサのオーナでも有る)が胸が急に苦しくなって転んでしまったそうです。燃えてしまったオートバイは残念でしたが、ライダーには大きな怪我も無くその日の内に帰宅したそうです。9回のMVミーティングで今回の事故が始めての事故だそうです。

表彰式 事故のため、全参加者によるパレードはキャンセルされ、閉会式が執り行われました。各レースの優勝者の表彰や功労者の表彰が行われました。われわれも、遠来賞をいただいてしまいました。閉会式の後カルロの車でホテルまで送っていただきました。



ドメニコ・アウグスタ像 ドメニコ・アウグスタ像の前で、フィル・リード夫妻とマーニ氏

展示車 125cc 展示車 500cc 結局MVミュージアムの完成は、間に合わず。イタリアです。
でも、工事中のミュージアムの前で何台か秘蔵のチャンピオンカーを展示してくれました。


ドメニコの執務机 この執務室には、ドメニコ用の椅子しかなかったそうです。ここでのミーティングは、ドメニコ以外はみなたって行ったそうです。また、要人が訪れた際には、ドメニコも立ち上がって話をしたそうです。

国際交流 国際交流 No 2.!

Magni Guzzi Sfida Magni Honda たとえドイツから来た「マーニ」と言えども、会場には入れません。

2002 09/30 Magni ファクトリー 訪問


Mr. Magni と 完成直前のマーニMV Mr. Magni にマフラーの製造方法の説明を受ける Mr. Magni にアルミタンクの製造方法の説明を受ける ジョバンニがホテルに迎えに来てくれました。(カルロは、お仕事だそうです。)マーニファクトリーに訪問です。事務所には、日本から送った旗等が飾ってあって、うれしさひとしおです。ミニバイクの量産準備中ということでファクトリーは、ちょっと閑散としていました。アルミタンクの製作方法やマフラーの製作方法など現物でマーニさん自ら説明してくださいました。また、MVのクランクがあったのでちょっと話を振ると、「このギアトレインには、ストレートと斜めのがあって、騒音問題を解決するために変更になったんだよ」とすっと部品の薀蓄も語ってくれました。MVの生きた歴史ですね、マーニさんは。
一回りファクトリー内を見学後に、お茶をしているときに、衝撃の事実が発覚。9/28にコモ湖のすぐ傍に有るモトグッチの工場でグッチクラブのミーティングが行われていたことが、判明。ああ、知っていたらみやげ物なんか買ってなくて参加したのに。(9/28日の見落としとは、この事です。)

島田さん風になる 飛び入り、郵便配達のおねえさま お茶の後は、マーニの最新作のミニバイクにみんなで試乗会です。ブレーキが効かなくてなかなか怖いのに、三崎さん島田さん皆さん飛ばす。途中に郵便配達のお姉さんが飛び入り参加。みんなでわいわい楽しませていただきました。

マーニファクトリーと福田モータスの招待で近くのレストランで昼食です。マーニさんの日本でのレースの話を伺ったりしながら楽しく美味しい食事でした。(おなかが張りさけんばかりでしたが)昼食の後、後ろ髪を引かれつつホテルまで送っていただきました。

この日の午後は、ミラノでお土産タイムです。ブランド物を買いあさる者、グラッパを探し回ったり、夫々短い時間で思いっきりお土産を調達しました。

2002 10/01 帰国


お見送り さあ、帰国です。朝食を済ませるとすぐに空港に向かいます。空港でチェクインの順番待ちをしていると(ええ、エコノミーですから待たされます。)予告もなく、マーニさん登場。昨日渡し忘れたお土産があるとかで、一人で見送りに来てくださいました。あまりに感激して、私はカメラを落としてしまいました。 消費税の払い戻しに手間取って、飛行機に飛び乗り(島田さん、三崎さんすみませんでした)ヒースロー経由で帰国です。

2002 10/02 日本


飛行機を降りるとそこは日本。前日は、台風で航空機の運行がかなり乱れたとの事でしたが、当日は、快晴。予定通りに、成田につきました。成田では、須田会長が出迎えてくれました。(ありがとうございます)葭葉さんは、成田でお別れです。
残りのみんなは、京浜急行スカイライナー(はい、始めてスカイライナーに乗りました)で成田から都心に向かい、新宿で解散となりました。私は、その足でカメラの修理の手配と旅行保険の手続きをしてから自宅に向かいました。(カメラ奥さんの物なんです。)

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