2002/09/29 MV Meeting 本番!!
今日もカルロの車で、MV Meetingの会場に向かう。昨日の前夜祭の会場と同じ会場です。会場の駐車場には、MV以外入れてもらえません。他のメーカの単車は、別途駐車場が用意されていてそこに駐車です。(道一本無効なだけですけど)マーニも例外ではなく、会場外の駐車場にとめてありました。会場でエントリーを行う。エントリーの際に「オートバイの排気量は?」と聞かれる。どうやら、当日のエントリーでレースにも参加できるようである。
エントリーの後、カルロがMVの工場を案内してくれました。現在カルロは、MVの工場のマシーニングセンタの責任者ととのこでした。ドメニコ・アウグスタの執務室や役員室等を見学させてもらいました。マーニさんとフィル・ロードも一緒に回って当時の様子を色々説明してくださいました。それにしても、執務室の壁を埋め尽くす数々のトロヒィー、ペナントにMVの栄光を改めて思い知らされました。
残念ながら工場内部は、軍事秘密(MV社はヘリコプターの開発、製造で有名です)との事で見学はさせてもらえませんでした。
三角屋根の建物が、昔オートバイを作っていた、古い工場です。現在も航空機の工場として、稼動中です。
工場見学の後会場に戻り、会場にある参加者のオートバイを見て回ります。350や750Sを始めとする市販車ばかりではなく、レーサーも一同にみることができます。6気筒のマシンも有りました。 お昼は、昨晩前夜祭の行われたテントの、招待客エリアで、マーニさんと一緒にとりました。お昼の間も、マーニさんは、あちこちのテーブルに行って挨拶をしたり、手が開くと、テーブルの後片付けをしたり、忙しくされていました。昼食のテントには、アウゴスチィーニも顔を出していました。彼の行くところ人だかりになりますので、すぐにわかります。
お昼が終わって外に出てみると、レースが始まっていました。会場の周りの公道を封鎖して行うレースです。そこで、F-4から、往年のレーサまで、本当にレースしてます。(もちろんクラス分けして有りますけど)日本では、博物館でしか見られないオートバイが思いっきりスロットルを開けて疾走する時の姿と、音は本当にすばらしい経験です。今年は、6気筒マシンもレースに参加、当然アウゴスチィーニもレースに参加です。
往年のレーサによる最終レースで、残念ながら事故が発生していました。私の目の前で転んだのですが、シケインでスリップダウンしたように見えました。オートバイからは火が出たのですが、ライダーが、自らタンクを取り外しました。翌日ジョバンニに聞いたのですが、ライダー(そのレーサのオーナでも有る)が胸が急に苦しくなって転んでしまったそうです。燃えてしまったオートバイは残念でしたが、ライダーには大きな怪我も無くその日の内に帰宅したそうです。9回のMVミーティングで今回の事故が始めての事故だそうです。
事故のため、全参加者によるパレードはキャンセルされ、閉会式が執り行われました。各レースの優勝者の表彰や功労者の表彰が行われました。われわれも、遠来賞をいただいてしまいました。閉会式の後カルロの車でホテルまで送っていただきました。
ドメニコ・アウグスタ像の前で、フィル・リード夫妻とマーニ氏
結局MVミュージアムの完成は、間に合わず。イタリアです。
でも、工事中のミュージアムの前で何台か秘蔵のチャンピオンカーを展示してくれました。
この執務室には、ドメニコ用の椅子しかなかったそうです。ここでのミーティングは、ドメニコ以外はみなたって行ったそうです。また、要人が訪れた際には、ドメニコも立ち上がって話をしたそうです。
国際交流 No 2.!
たとえドイツから来た「マーニ」と言えども、会場には入れません。
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